猪越恭也先生を偲ぶ会

こんにちは。

東京・吉祥寺で「猪越恭也先生を偲ぶ会」があり出席してきました。

去る4月2日にご逝去された猪越先生を偲んで行われる偲ぶ会。ボク自身、「世界中蓮薬学会連合会 アジア太平洋地域中医薬サミット」「日本中医薬研究会 第15回全国大会」と重なり、お通夜も本葬も出席が叶わず出席できなかったので、この偲ぶ会が開催されたことは本当に有難いことです。

吉祥寺はボクが14年前に住んでいた場所。吉祥寺駅から5分の御殿山というところに住んでいました。焼き鳥屋の「いせや」から少し入った住宅街です。

家から歩いてすぐに「井の頭公園」がありましたが、街と公園が隣り合っている吉祥寺という街は本当にボクにとって住みやすい場所でした。「井の頭公園」のような自然が近くにあると、山口の人間としては何かホッとします。

10年以上前のこと、偲ぶ会の始まる前、吉祥寺の街を歩いて回りましたが、駅ビルがキレイになっていたり、知っている店がなくなっていたり…色々と変わっていました。土地勘が全く当てにならなくなっていました。

偲ぶ会は猪越先生を慕う多くの人たちが集まり、楽しい感じでスタートしました。ボクは高円寺塾の17期。高円寺塾卒は延べ250人いるそうですが、日本に中医学を広めたパイオニアである猪越先生に中医学を教えていただいたことは、ボクたちの誇りです。人間いつかは死を迎えるわけですが、先生は100歳くらいまで生きられると思っていましたので、何か急で、83歳は早いと思いました。

明るい雰囲気の会でしたが、「思い出のスライド」「お別れの言葉」に入ると、何か込み上げてくるものがありました。先生は「中医学を日本人の常識に」といつも言われていました。

ボクたちを太陽のように照らし、導いてくださった猪越先生、これからボクたちが引き継いでいかなくては…という気持ちが強くなります。体は無くなったけど、気は存在している、ボクたちの心の中にいて、勇気づけてくれると思います。

先生が亡くなったのはちょうど桜が満開の時期、毎年桜を見る度に思い出すのかな。

勢いよく流れる清流のように…

こんにちは。

勢いよく流れる清流のように、血液がサラサラと流れ、体の隅々まで行き渡ることにより、ボクたちの健康は維持されています。

1人の人間の体中にくまなく張り巡らされた血管の総延長はおよそ10万kmと言われ、地球を2周半する距離だとか。

血液には、

①細胞に酸素を送り届け、不要な炭酸ガスを回収する(赤血球)

②侵入してくる細菌やウイルスから体を守る(白血球)

③各種ホルモンや栄養素を各臓器に運ぶ(血漿)

④体を循環しながら、体温調節を行う

もしこの流れが滞ったらどうなるでしょう…。

自然の清流がいま環境汚染の危機にさらされているように、現代人のボクたちの血液も様々なストレスやグルメブームの中の飽食、車社会による運動不足、急速に進む高齢化など、数々のマイナス要因にさらされています。

血流の停滞は、動脈硬化や血栓を引き起こし、脳卒中、狭心症、心筋梗塞などの疾病を招きます。働き盛りを襲う突然死や、高齢者の寝たきり、認知症もこれらの疾病が原因になることが多いとか。

血液の流れが滞る状態を中医学では「瘀血(おけつ)」と呼び、これを「痛む・しこる・黒ずむ」などの身体の表面のあらわれる症状から判断し、早めに改善することが大切です。

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「人は血管とともに老いる」と言われています。「瘀血は万病のもと!」…瘀血を作らず、血液を生き生きと流れるように保つことは、老化予防にもつながります。

2013~2022年度の国民健康づくり計画「健康日本21」では、「健康寿命」を「平均寿命」の延び以上に延ばすことを目標に掲げています。「健康で長生きすること」… 「健康寿命」を延ばして差を縮めていくことこそが、ボクたちの課題でもあります。

瘀血の予防として適度な運動、バランスのいい食事などの日々の養生が大切ですが、中成薬・自然薬は健康で長生きをサポートできるものだと思います。

血液をサラサラにする作用や、抗酸化作用にも優れた「丹参(たんじん)」を主薬とする「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」は瘀血の改善を代表する中成薬(中国漢方)です。

食物アレルギー

こんにちは。

ボクたちの体は、入ってくる異物を認識してこれを排除しようとする「免疫反応」というしくみが備わっています。

「免疫反応」は、細菌やウイルスなどかボクたちの体を守ってくれる大切な仕組みですが、中には過剰に反応して不快な症状をもたらしたり、時には生命を脅かすこともあります。このように、人にとってマイナスのかたちで作用するのが「アレルギー反応」です。

「アレルギー反応」を起こす原因物質(アレルゲン)には、ダニやカビ、花粉やタバコ🚬の煙などがありますが、食べ物がアレルゲンになっている場合を、特に「食物アレルギー」と言います。

ボクたちは普段、色々なものを食べて栄養を摂っています。こうした栄養分は、実は体にとって異物になりますが、普通は「免疫反応」は起こりません。栄養分を吸収する腸管には独自の免疫調節機能が備わっていて、栄養となるものには「免疫反応」を起こさないよう、キチンと監視されているからです。

「食物アレルギー」は、この免疫調節機能が乱れて起こります。

アレルゲンとなるものには、タマゴや牛乳、大豆、豚肉、ソバなど。また砂糖などの甘み成分や唐辛子の辛み成分もアレルギー反応を誘発します。

アトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくのように、皮膚や呼吸器に症状が出る場合も少なくありません。

「食物アレルギー」の多くは免疫グロブリンE(IgE)という抗体が、肥満細胞(ヒスタミンなど様々な化学物質を抱えた細胞)と結合することで起こります。

一方で、腸の粘膜を覆っている免疫グロブリンA(IgA)という抗体は、食品に含まれるアレルゲンが腸管から入るのを防いで、アレルギー反応が起こらないようにする役目を負っています。実際、アレルギーの人は、IgAが少ないのだとか…。IgAは善玉菌を定着させる役割も担っているので、「腸内環境がいい状態」というのはIgAも関係していると言えます。

よく「腸は人間の根っこ」と言われますが、本当にそう思います。腸を立て直すということは、免疫を立て直すことにつながるということ。

「食物アレルギー」の症状のあらわれ方は複雑で、あるものを食べたからといって症状がすぐに出るとは限りません。複数の食品の相互作用によって起こることもありますし、原因となる食品を見付けることは難しいことなのです。アレルギー反応を起こしやすい生ものは避け、できるだけ加熱調理したものを摂るようにし、甘味料や香辛料、食品添加物もアレルゲンになるので注意が必要です。

花の日こどもの日2019

こんにちは。

明星幼稚園の園児たちが「花の日こどもの日」ということで、お花とお手紙を持って来てくれました。

今回来てくれたのは「さくら組」の子どもたち。

明星幼稚園はキリスト教の幼稚園なので、日本の習慣にない「花の日こどもの日」や「収穫祭」などの「何かに感謝をする日」があり、毎年ウチの薬局にも来てくれています。

明星幼稚園には、ウチの薬局で出た「空き箱」をあげています。その「空き箱」が園児たちの工作に使われているようですが、ウチの薬局としても貰っていただけた方が資源の有効活用なので助かります。

薬局に入ってすぐ、園児たちが薬の箱を見て「あっ」と指さしてました。多分、工作に使ったのがあったのでしょう…。

恒例となっている「お花」と「お手紙」と「お歌」のプレゼント。お歌は「この花のように」という聖歌で、みんな大きな声で歌ってくれました。

園児のみんな、ありがとうございました。

冷蔵庫とジュース

こんにちは。

一般に、ジュースは冷蔵庫に常に保存されていて、子どもが帰宅するとすぐに冷蔵庫を開け、冷たいジュースを飲む…という光景をよく目にします。

特に、これから夏の暑い日は一気に飲みたいもの。しかし、夏は発汗や体温調節のために体の血流は他の季節より「体表」に流れており、逆に胃腸には血液の流れが少なくなって、虚血状態になりやすいと言われています。この状態の胃腸で冷たい飲み物を大量に口にすると、さらに胃腸の粘膜を虚血させ、粘膜のびらんや炎症を引き起こしやすくし、胃の痛み、食欲不振、腹痛、下痢など胃腸炎の症状があらわれることも…。

子どもの胃腸は、成長・発育のために重要な役割を果たしています。冷えると消化吸収を低下させ、子どもの発育には不利なので、冷えないよう心掛けが必要です。

ひと口に「ジュース」と言っても、お茶、缶コーヒー、果汁100%ジュース、スポーツドリンク、炭酸飲料などがあり、知っておくべきことがいくつかあります。

例えば、「果汁100%ジュースは体に良い」と思われがちですが、果物の代わりと思われる節があるのですが、「加工された果汁100%ジュース」と「加工されていない果物」では、健康に対する影響が180度違うのだとか。果物を食べれば血糖値を上げる果糖が含まれているものの、同時に血糖値の上昇を抑えてくれる食物繊維も摂っています。一方、果汁100%ジュースは果糖のみを摂取していることになり、血糖値が上がり糖尿病のリスクが上がります。

缶コーヒーは「ブラックならいいだろう…」と思われがちですが、缶コーヒーは普通のコーヒーとは違うものと考えるべき。缶コーヒーは、添加物を使わないと缶コーヒーとして成り立たず、普通のコーヒーとは成分が異なるものなのだとか。缶コーヒーは「缶コーヒー」という飲み物で、フレーバーや甘味料以外にも、pHの調整、酸化防止、着色などがされているようです。成人アトピー性皮膚炎の人の多くが、缶コーヒーを多量に摂取している…とも言われていて、飲み過ぎはアトピーの原因になる可能性があのだとか。

近年では、日常生活の熱中症対策として、スポーツドリンクが使われます。発汗で体から失われてしまった水分やミネラル分を効率よく補給することを目的としていますが、炭酸飲料よりも糖分が多く含まれる商品もあるそうです。

炭酸飲料、高濃度果糖のコーン・シロップをはじめとした様々な甘味料が加えられていたり、名前に「無糖」「ダイエット」と付いたものは人工甘味料が使用されてます。「カロリーゼロ飲料」について、「人工甘味料は食欲を促進させ、満足感を感知する脳の細胞に損傷を与える。砂糖のように自然な糖分の不足により、さらに甘いものへの欲求が増す」とも言われていて、ダイエット系の炭酸飲料は「カロリーゼロ」かもしれないが、人工甘味料による「副作用ゼロ」ではないと警告されているのだとか。

スポーツドリンク、清涼飲料水などを多量に飲み続けることによって起こる急性の糖尿病【ペットボトル症候群】。ボトルの表示に糖分と書かれていなくても、栄養成分欄に「炭水化物」と書かれていれば同じ意味で、ほぼ同じ量です。糖分の摂り過ぎには注意したいです。

ファイトケミカルの種類と効能

こんにちは。

「ファイトケミカル」…。野菜や豆類、海藻、果物などの植物には、紫外線や有害物質、害虫などから自らの身を守るために作り出したと考えられる「色素」や「香り」「辛み」「苦み」などの成分です。「ファイト」とはギリシャ語で「植物」を、「ケミカル」は「化学物質」を意味し、ボクたちの健康維持や病気の予防に何らかの役割を有する機能成分です。

医薬品である鎮痛剤の「アスピリン」や、抗インフルエンザ薬の「タミフル」など、その多くの原材料は植物ですが、薬ともなるこれらの「ファイトケミカル」の種類は数千種類にも及ぶと言われています。

大きく分けると、ポリフェノール群、カルテノイド群、硫黄化合物群、多糖類、香気成分などに分類されます。

<ポリフェノール>

ポリフェノールは、全ての植物が含む色素成分、苦みや渋味成分で、個々の物質には様々な健康効果があると言われ、現在、その機能的役割が明らかになっています。

-フラボノイド系-

アントシアニン ・赤、青、紫などの水溶性の色素 ・目の網膜にあるロドプシンの再合成促進

 ナス🍆、赤じそ、梅干し、黒豆、小豆、ブドウ🍇、ベリー類など

イソフラボン ・女性ホルモンのエストロゲン類似作用 ・更年期症状の緩和、骨粗鬆症予防

 大豆、大豆製品など

ルテオニン ・抗アレルギー作用

 赤じそなど

ヘスペリジン ・抗酸化作用、末梢血管強化 ・冷え症や高血圧予防 ・血中コレステロール低下

 温州ミカン🍊、ハッサクの果皮など

ケルセチン ・ガン予防

 タマネギなど

カテキン ・抗酸化作用、抗菌作用、血圧上昇抑制 ・血中コレステロール低下

 緑茶🍵、紅茶など

-フェノール酸系-

クルクミン ・黄色の色素 ・胆汁分泌促進、肝臓の機能強化

 ショウガ、マスタード、ターメリック(ウコン)など

クロロゲン酸 ・苦味成分 ・抗酸化作用 ・脂肪蓄積、血糖値上昇の抑制

 コーヒー☕など

ショウガオール ・香りと辛味の成分 ・強力な抗菌作用、腫れや痛みの消炎作用

 ショウガ

セサミン ・抗酸化作用、血中コレステロール低下 ・血圧低下作用、肝機能を高める効果

 ゴマ

ロスマリン酸 ・抗酸化作用

 ローズマリー、赤じそなど

<カロテノイド>

その名はニンジン🥕(キャロット)に由来し、植物に含まれる脂溶性の黄色から赤色の色素成分。食品によってその成分が異なり、自然界には約600種以上が存在します。抗酸化作用が強いと言われてます。

-カロテン類-

β-カロテン ・黄色や橙色の色素 ・プロビタミンA ・夜間視力の維持 ・粘膜の健康維持 

 ニンジン🥕、カボチャ、ホウレンソウなど

リコピン ・赤色の色素 ・抗酸化作用 ・LDL(悪玉)コレステロールの酸化を抑制し血流改善

 トマト🍅、スイカ🍉、杏など

-キサントフィル類-

カプサンチン ・赤色の色素 ・抗酸化作用 ・動脈硬化の予防、脂肪燃焼の促進

 トウガラシ🌶、ピーマンなど

β-クリプトキサンチン ・黄色の色素 ・抗酸化作用 ・糖尿病、動脈硬化、骨粗鬆症の予防 

 温州ミカン🍊、ポンカンなど

ルテイン ・黄色の色素 ・抗酸化作用、白内障などの予防

 ホウレンソウなどの緑黄色野菜、卵黄🥚など

<硫黄化合物

硫黄化合物は、ニンニクやタマネギなどネギ属の野菜のにおい、ワサビやダイコンなどのアブラナ科の野菜の辛味のもと。そのにおいの成分には強力な抗酸化作用や抗菌作用があり、また血液凝固を抑制して血流を改善する働きもあるので、動脈硬化を始めとする生活習慣病や老化、ガンなどの予防に効果があるとして注目されています。一般に硫黄化合物は生で食べると効率よく摂取でき、加熱したりすると効力が弱まる…と言われています。ただし、これらの成分の中には刺激が強いものもあり、胃腸の粘膜を起こすことがあるので注意が必要です。

アリシン ・細胞中のアリイナーゼにより生成する成分 ・抗ガン、抗菌作用、疲労回復効果

 ニンニク、ニラ、タマネギなど

アリルイソチオシアネート ・辛味成分 ・免疫力を高める効果、抗ガン作用

 ダイコン、からし菜、ワサビなど

スルフォラファン ・イソチオシアネートの一種 ・抗酸化作用、抗ガン作用

 ブロッコリースプラウト、キャベツ、カリフラワー、ダイコンなど

<多糖類>

イヌリン ・複数の果糖が結合した物質 ・血糖上昇抑制、中性脂肪低下

 ゴボウ、チコリ、タマネギなど

β-グルカン ・免疫力を高める効果、コレステロール上昇抑制

 キノコ類🍄など

フコイダン ・海藻類のヌメリに含まれる細胞間粘質多糖 ・抗ガン作用、血圧安定化作用

 海藻類など

ムチン ・ヌメリに含まれる糖タンパク質の混合物 ・細胞や胃壁などの保護

 ヤマノイモ、オクラ、ナメコなど

<香気成分>

リモネン ・リラックス効果 ・血流の改善効果

 ミカンなどの柑橘類の皮

メントール ・免疫力を高める効果

「ファイトケミカル」には、強力な抗酸化作用を持つものが多いことが分かり、食事を通じてアンチエイジングの効果が期待されています。

そんな「ファイトケミカル」の多くは細胞の中にあり、頑丈な細胞壁に包まれているので、野菜を噛んだり、包丁で細かく刻んだ程度では細胞壁は壊れないため、有効成分を吸収できないそうです。

有効成分を効率よく摂るにはどうするか…。それは野菜を加熱してスープとして摂ることなのだそうです。野菜をゆでることで頑丈な細胞壁はあっけなく壊れ、抗酸化物質の「ファイトケミカル」がスープに溶け出すのだとか。

野菜の活性酸素を消去する働きは、生野菜をすり潰したものより、野菜を煮出したゆで汁の方が10~100倍強いそうです。それで考えると「漢方薬は生薬を煎じたもの」。しっかりと煮込んだスープでもある漢方薬は「ファイトケミカル」を多く含んでいることで効果が発揮されているのではないかと思います。

 ミントなどのハーブ類

ビタミンの種類と効能

こんにちは。

ビタミンは、ボクたちの体の中で「糖質」「脂質」「タンパク質」の三大栄養素の代謝に必要な酵素を助ける補酵素の成分。体の代謝の調整や維持に関わっています。

ビタミンの必要量は微量ですが、生命活動に欠かせない大事な栄養素。体の中では合成できないので、必ず食べ物から摂る必要がありますが、特にビタミンB群は重要です。

ビタミンはアンモニアからできる化合物の一種…アミンの一種だったために「生命維持活動に必要なアミン」…という意味から、ラテン語で「Vita(生命)」とアミンをくっつけて「Vitamin(ビタミン)」と名付けられました。

これまでに発見されたビタミンは13個で、油に溶けやすいもの(脂溶性ビタミン)と水に溶けやすいもの(水溶性ビタミン)の2つに分かれています。

日本において、通常の食生活ではビタミン欠乏症はないとされていますが、年齢や性別、妊娠、授乳、運動量によって潜在的なビタミン欠乏症があると考えられています。野菜や豆類、穀物は、これらのビタミン類が豊富なので、バランスよく食事を摂ることが間違いなく重要だと感じます。

ビタミンの種類と効能としては、

<脂溶性ビタミン>

◎ビタミンA ・疲れ目、とり目の予防 ・皮膚や爪の健康維持 ・免疫維持 ・感染症予防

 →(欠)ドライアイ、夜盲症、光に過敏 /(過)頭痛、吐き気、皮膚疾患、胎児の奇形

◎ビタミンD ・骨や歯の健康維持 ・筋力維持

 →(欠)骨軟化症、くる病、骨粗鬆症 /(過)高カルシウム血症、腎機能障害、目の痛み

◎ビタミンE ・血管や細胞の老化防止 ・美肌効果 ・疲労回復 ・更年期障害の軽減

 →(欠)血行不良、動脈硬化、神経機能低下

◎ビタミンK ・骨の再石灰化 ・血液凝固作用

 →(欠)骨粗鬆症、血液凝固の遅れ、新生児メレナ(凝固因子欠乏による消化管出血)

<水溶性ビタミン>

◎ビタミンB1 ・疲労回復 ・夏バテ予防 ・精神安定作用 ・糖質代謝促進

 →(欠)精神安定、食欲不振、脚気

◎ビタミンB2 ・脂質代謝 ・口内炎予防 ・髪、爪、歯の健康維持

 →(欠)口内炎、皮膚炎、成長障害 /(過)かゆみ、しびれ

◎ナイアシン ・美肌効果 ・血行促進 ・二日酔い予防

 →(欠)皮膚炎、神経障害、下痢 /(過)消化不良、皮膚炎

◎ビタミンB6 ・脂肪肝の予防 ・月経前症候群の予防

 →(欠)脂漏性湿疹、口内炎、貧血 /(過)神経系障害

◎ビタミンB12 ・造血 ・代謝促進 ・中枢神経の機能維持

 →(欠)悪性貧血、神経障害

◎葉酸 ・造血 ・口内炎予防 ・核酸合成

 →(欠)口内炎、悪性貧血、胎児の神経閉鎖障害

◎パントテン酸 ・免疫力の向上 ・抗ストレス作用

 →(欠)頭痛、疲労感

◎ビオチン ・筋肉痛の緩和 ・皮膚や髪の健康維持

 →(欠)皮膚炎、脱毛、白髪

 ビタミンC ・美肌効果 ・疲労回復 ・コラーゲン生成促進 ・抗ストレス作用

 →(欠)壊血病、皮下出血、肌荒れ、疲労感 /(過)下痢、頻尿、嘔吐

「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」を読んで

こんにちは。

「〇〇を食べれば健康になれる」…ボクたちの周りには健康に関する情報があふれています。

ボクは中医学を勉強しているので、中医学の考え方をベースとしています。成分ではなく、食材全体で考えるわけです。食材の温める性質、冷やす性質(四気)や酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味(塩辛い)など(五味)で考えたりもします。「酸味は出過ぎを収め、渋らせ、虚汗や下痢を止める」「苦味はよく瀉下し、湿を乾かし、熱を鎮め、消炎する」「甘味は気や血を補って体を補養し、緊張を緩め、痛みをとる」「辛味は体を温め、発散させ、気や血を巡らす」「鹹味はしこりを軟らかくして潤し、宿便を軟らかくして下す」といった考えがあり、食材の味や色を重んじます。

五行学説で考えると、「春=肝」「夏=心」「長夏=脾」「秋=肺」「冬=腎」が季節に従うものとし、その時季の食がそれぞれの活動を補うもの。なので、「春=青・酸っぱいもの」「夏=赤・苦いもの」「長夏=黄・甘いもの」「秋=白・辛いもの」「冬=黒・塩辛いもの」を食べるとよいと考えますし、基本的に「その土地のもの(身土不二)」「旬のもの」は体にいいと思っています。

加えて、食べ方や食べる量、食べる時間なども大事だと考えます。水でも薬にもなるし毒にもなるからです。偏らず、何事もバランスが大切と思います。

ただそれを踏まえた上で「ボクたちが信じている健康情報は本当に正しいのか…」と考えることもあります。基本的に「和食はいいが食塩は?」という問題もありあがっていたので、最新の膨大な研究論文をもとに、科学的根拠に裏付けされたとある「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」という1冊の本に目が留まりました。

数多くの信頼できる研究によって本当に健康に良い(=脳卒中、心筋梗塞、ガンなどのリスクを下げる)と現在考えられている食事は、①魚 ②野菜と果物(フルーツジュース、ジャガイモは含まない) ③茶色い炭水化物 ④オリーブオイル ⑤ナッツ類の5つ。

逆に、健康に悪いと考えられているのは、①赤い肉(牛肉や豚肉のこと。鶏肉は含まない。ハムやソーセージなどの加工肉は特に体に悪い) ②白い炭水化物 ③バターなどの飽和脂肪酸の3つ。

「茶色い炭水化物」とは玄米、ソバ、全粒粉を使った茶色いパンなどの精製されてない炭水化物。「白い炭水化物」とは白米、うどん、パスタ、小麦粉を使った白いパンなど精製された炭水化物。日常では「炭水化物=糖質」のように使われていますが、厳密には「炭水化物=糖質+食物繊維」という式になります。じゃがいもは野菜ではなく「白い炭水化物」となるそう。

例えば、果物は「果糖」を多く含み、「果糖」は血糖値を上げる。実際に果物の中の「果糖」を抽出して摂取すれば血糖値はすごく上がるものの、果物を丸ごと食べれば血糖値はそれほど上がらない…。それでいうと、100%のフルーツジュースを多く飲んでいる人ほど糖尿病のリスクが高い一方で、果物の摂取量が多い人ほど糖尿病のリスクは低い…ということが言えるのだとか。健康に対する影響が180度異なるということが分かります。

食べるものを考えるとき、肉や野菜といった「食品」と、リコピンや糖分といった「成分」の2つがあるけれど、「食品」が重要であるのであって、「成分」はあまり重要ではない…とのこと。

健康に良い5つを中心とした食事は、実は地中海沿岸の食生活である「地中海食」。世界には数多くの食文化がありますが、健康に良いという地位が最も確立しているのが「地中海食」なのだとか。地中海食=オリーブオイル+ナッツ類+魚+野菜・果物。

2013年に日本食がユネスコ無形文化遺産に登録され、日本食の魅力が世界中に注目されました。ボクも含めて、多くの人が日本食は健康的であるというイメージですが、魚や野菜を多く摂取しているという点では日本食は優れているけれど、「炭水化物が多い」「塩分摂取量が多い」という2つの問題点があるのだとか。

「白米と砂糖はほぼ同じ」「塩分摂取量が多いと血圧が高くなり、心筋梗塞や脳卒中のリスクが上昇する」。日本食の定番、白いご飯とみそ汁は、玄米に変えてみる、野菜や海藻タップリの具だくさんのみそ汁で、汁少なめに…と。ボク自身は玄米を食べているのですが、みそ汁は2杯飲むので、そこの量を減らす必要があるのかな…。また、漬け物なども塩分が。

「体に良くない」と説明されてはいるけれど、「食べるべきではない」と主張されているわけではありません。その食事によって得られるメリットとデメリットを十分理解した上で、何を選択すべきか…とあります。食べる食品を「置き換える」ことが効果的なわけです。

ここでは中医学で考える「食養生」とは違うように思いましたが、幸福度と健康を天秤にかけ、合理的に判断することがボクたちに必要なことなのかもしれません。

梅雨は消化器に負担がかかりやすい季節

こんにちは。

梅雨に入りました。

梅雨時に一番影響を受けやすいのが「消化器」であることからも分かるように、胃腸があんまり丈夫ではない人にとって、梅雨はつらい季節です。

でも、食が進まないから…と、冷たいビールやジュースばかり飲むような生活を送っていると、どんどん消化力が低下して、元気が出なくなってしまいます。

胃腸の機能低下を放っておくと、食中毒に対する抵抗力を低下させることにも。o-157のような食中毒菌に負けないようにするためには、台所の清潔を保つことももちろん大切ですが、その前に、まずは体の中の湿気を追い出し、胃腸の機能を高めることが重要です。

そのためには、刺身や生野菜、果物、生卵などの生もの、それから冷蔵庫で冷やした飲食物はできるだけ避け、なるべく温かく消化の良いものを食べるようにしましょう。

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梅雨に不調を感じたら「勝湿顆粒」がおススメです。毎年、梅雨時期になると胃腸病を患ったり、体が重だるい、頭が重い、関節痛、むくみ、喘息などの症状が出やすい人は、体内に余分な湿気が滞っている証拠です。

そんなときの舌はベタッとした苔に覆われています。舌の状態は体の中のことを反映しているので、歯ブラシなどで苔を磨いても、また出てきます。表面を整えるだけではダメだということです。

「勝湿顆粒」は体内の余分な湿気を取り除く代表的な処方。胃腸の働きを強くする作用があり、普段から胃腸の弱い人、カゼによる食欲不振、腹痛、吐き気、下痢などにも用いられます。

そういった人は、梅雨時だけでなく、普段から食生活に気を配ることが大切です。

「マーガリン」と「ショートニング」と「トランス脂肪酸」

こんにちは。

トランス脂肪酸。

マーガリンなどの主原料である植物性油脂を常温でも固形にするため、製造工程で水素を添加していますが、その水素を添加する際に発生するのがトランス脂肪酸。細胞の中に入り込み細胞を傷つけることで、アレルギーやアトピーの誘発、免疫機能の低下、心臓疾患の原因になると言われています。

ショートニング。

こちらは精製した動植物油脂を主原料とし、これに10~20%の窒素ガスや空気などを、また種類によっては乳化剤を含ませたもの。バターの代用として多く使われ、サクサクの焼き上がりになります。トランス脂肪酸の心配もあります。

つまり、トランス脂肪酸は業務用マーガリンやショートニングにも含まれています。菓子パンやケーキ、クッキー、ドーナツ、フライドポテトやフライドチキンなどの食品には沢山含まれているそうです。気を付けないと、最大摂取量2gをすぐにオーバーしてしまうことに…。

家庭用のマーガリンには平均15%前後、パンケーキなどに使われるマーガリンやショートニングには40%も含まれているものもあるそうです。マーガリンの摂取はできるだけ減らすか、バターに切り替える方がいいです。

ちなみに、アメリカやオランダ、ヨーロッパでは、トランス脂肪酸の入っているマーガリン、食物油は販売禁止となっているとか。

ただし、これらを全く使用していないものを見付けるのは至難の業。なるべく添加物の入っていないものを選ぶことが大切だと思います。