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「卵はよみがえる」というテーマの講演によりますと、卵の老化は自然現象として打つ手がないとされてきましたが、今やES細胞やiPS細胞からでも卵子細胞が作られる時代です。閉鎖まじかの女性に残っている卵子でも元気な卵子に蘇ることも不可能ではないと力説されました。
その中で、キーワードとなるのがミトコンドリアなのです。ミトコンドリアは細胞内に蓄積された糖分や脂質などの栄養分を分解してエネルギーを生み出す細胞小器官です。ミトコンドリアから得られたエネルギーは私達の様々な生命活動を支える原動力となりますが、特に卵子が成熟卵へ成長し、受精・胚盤胞・着床へと発展していくまでには、莫大なエネルギーが必要ですがこの莫大なエネルギーを供給するのがミトコンドリアです。しかし、ミトコンドリアがエネルギーを供給する時、同時に活性酸素を発生します。これが細胞内で働くDNAを傷つけ、細胞分裂の時、コピーミスを起こして遺伝子レベルでの異常が不良の卵を作り、卵の減少となり、AMH値低下ということになります。
つまり、ミトコンドリアの量を正常に維持出来れば莫大なエネルギーを発生することができ、若々しい卵を作り出すことが出来るのです。
■ミトコンドリアを増やすには
◎細胞内解毒すること。溜まった老廃物(老化したミトコンドリア、不良タンパク質、食べ過ぎで溜まったゴミ等)を解毒処理することで、若い元気なミトコンドリアを増やすことができます。
◎細胞内に発生した活性酸素を素早く消去する為、又活性酸素が引き金となりできた終末糖化産物を抑制するのに生薬の「丹参」が有効であることが解明されました。
◎日常生活でストレスと上手に付き合う、睡眠の質を向上させる、大気汚染、食品添加物などに要注意です。喜び、感動、感謝の心の世界を広げる、食品として甘酒、黒酢、赤ワインなど天然発酵食品を頂くようにしましょう。
自分の中に存在する卵が蘇るように応援致します。お気軽にご相談ください。