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習慣性流産とは、妊娠反応が陽性と出て子宮内に胎嚢が確認された後に、何らかのトラブルで流産となって、それを3回以上繰り返す場合をいいます。
■症状
妊娠後に腰がだるく腹痛を伴い、少量の膣出血が見られることもあり、ひどくなれば下腹部の下垂、膨満感、疼痛が悪化します。
■原因
原因として様々な要因が考えられます。
●もともと母体自体に胎児を養うだけの生命力が備わっていない場合
脾胃虚弱で食が細く、疲れやすくすぐ横になってしまう方は、エネルギー不足で胎児を支えることができません。
※胎児を養うための充分な血液も造り出すことができません。
前述のような妊娠中に不安定な症状が出ましたら適切な治療を行い、未然に流産を防止することが必要です。出産に向けての日々の養生がより大切です。
Aさんは、第2子希望でご相談に来られました。もともと体力的に不足でしたが、無事に出産し、その後仕事に復帰し、家事や子育てと忙しくされていました。しかし多忙が続き、体調を崩し気血消耗が激しく、病気になってしまいました。そんな中、妊娠できたのですが、すぐに流産となりました。
1年後に、また妊娠できたものの流産となり、その後も流産を経験し、辛い体験を経て来られました。
そこで、母体の気血を充実させて体力を回復させ、成熟卵胞を作りだす漢方を服用して頂きました。
それから無事妊娠、今回は何事もなく安胎で無事出産。
第1子の時は、基礎体力が充実しておらず、出産は大変で出産後も母子共に病気がちだったのですが、今回は、その予兆もなく出産後も元気で赤ちゃんもスクスク大らかに成長しています。