山一薬局立小路店 

芳子先生の、赤ちゃんがほしい人のための漢方相談

サンデー西京掲載記事

「子宮力」「卵巣力」「妊娠力」アップ 子宮にダメージを与える「瘀血(おけつ)」について考えます

「瘀血」とは、本来血液はサラサラと流れないといけないのに、ドロドロとして滞ることを言います。全身症状としては、頭痛、肩こり、手足の冷え、腹部膨満感、疲労、倦怠感が出て来ますし、目の周りが黒ぽい、顔色もどす黒い、髪の毛に艶がなく、パサつき、抜けやすい、唇が紫っぽい、舌の色が暗赤色又は、紫のシミがある、舌の裏の静脈が紫色に腫れている。生理の状態から見ると、生理痛がひどく月経が遅れぎみ、月経量が多いか又は少ない。月経は黒ずんで、レバーのような固まりがある。このような全身症状と生理状況では、不妊の大きな原因となります。

「卵巣」においては、血液が充分に供給されなければ、元気な成熟卵胞の発育はできません。「卵子は、すべて血液から栄養を受けている」と言われるくらいで、血液改善により、良い卵巣環境を整える必要があります。悪条件では代からでも卵巣老化は始まります。

「瘀血」の原因として考えられるのは、冷え、ストレス、タバコ、脂肪食活性酸素、不安、緊張、あせり、冷たい飲食物のとり過ぎ、下半身を冷やすような服装などが考えられます。

このような「瘀血」症状を見過ごし、忙しい仕事や日々の生活に追われ、ストレス、過労、睡眠不足を重ねていると、子宮内膜症、子宮腺筋症という病気に発展し、子宮内環境を悪化させ、妊娠しにくい体質になりかねません。

全身症状又は、生理の状態は体の中の色々な変化を知らせてくれます。何か異常に気づいたら、早目の養生や治療をすることで、元気はつらつ病気とは縁がなく、妊娠しやすい体を作ることにつながります。お気軽にご相談下さい。。

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