山一薬局立小路店 

芳子先生の、赤ちゃんがほしい人のための漢方相談

サンデー西京掲載記事

卵の老化を防ぎ妊娠しやすい体作りのために「自然周期・低刺激周期による体外受精」について

日本中医薬研究会の中で子宝を専門とした「中医不妊症お茶の間講座」をずっと受講しています。先日の勉強会で、神戸元町夢クリニックの松本恒和先生と先生の右腕でいらっしゃる培養士さんのお話を伺うことができました。

テーマは「自然周期・低刺激周期による体外受精の当院5年間の累積生産率の検討」です。先生のクリニックでは、ホルモン検査などから卵の状態を把握し、なるべく薬を使わず採卵し培養します。自然周期では、1個を採卵し、その卵を培養するのですが、こちらでは高い培養技術での分割胚や胚盤胞による単一胚移植を施行して成功率を高めていらっしゃいます。

自然周期・低刺激周期のメリットとして、①注射や投薬量が少ない②時間・労力・費用が少ない③卵巣や身体への負担が少ない④副作用が少ない等があげられます。先生のクリニックでは、初回採卵時の年齢は、38歳〜42歳が圧倒的に多く、最高採卵年齢は、46歳9ケ月。出産年齢は47歳7ケ月です。ここでの大きな決め手は〝卵胞の中に良い卵があるかどうか〟。なるべく薬を使わないか、低刺激による採卵をされますので、少なくとも3ケ月前から良い卵巣機能を高める漢方と、子宮への血流供給を高め立派な子宮内膜をつくり着床率を高める準備が必要です。それにより、良い卵が1個採卵でき、胚盤胞まで分割し、子宮に移植して安胎で無事の出産に至ると思います。

夢クリニック松本先生とは、友好関係でありますので、ご紹介も可能です。お気軽にご相談下さい。

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