掲載記事
Aさんは小さい時に甲状腺機能低下で、薬を服用して一年くらいで数値が正常となり、小学校6年で初潮があったものの、不正出血でタラタラ出血が続いたりと卵巣の働きがスムーズでなく生理周期が不安定でした。
結婚と同時に病院での血液検査の結果、脳下垂体からの性腺刺激ホルモンのFSH、LHの数値が低く、脳下垂体性不妊の疑いがある可能性が高いということになり、ホルモン療法が始まりました。クロミッド服用で何回かは卵胞の発育が見られますが、やがて無反応になってしまう。又、下垂体性性腺刺激ホルモン(HMG)を入れ、何回か卵胞の発育が見られますが、そのうち無反応になってしまう。なかなか良い結果が得られず、当店にご相談に来られました。
脳下垂体性不妊という疑いがあるということで、遠方からの来店ですが、月に必ず2回通ってくれて、真剣に取り組みました。性腺軸のパイプを太くしっかりしたものにする為の漢方と子宮、卵巣を活性化させる漢方をじっくり服用して下さいました。奥さまの生理周期がよみがえり、良いレベルに高まった時、ご主人さまの方に問題が発生、精索静脈瘤の手術となったりしましたが、いつも明るくニコニコと前向きに物事をとらえ、1つ1つの困難を乗り越え無事妊娠となりました。
妊娠中、少しつわりで食べられない時もありましたが、安胎でお産も安産で15分で生まれたとのこと、おっぱいもたっぷりでて、夜も8時間ゆっくり寝てくれてとても落ちついた男の子です。アッくんを抱き抱えているAさんの穏やかな幸せいっぱいの顔を見ながら、こちらも幸せな暖かい心にならせて頂きました。