山一薬局立小路店 

芳子先生の、赤ちゃんがほしい人のための漢方相談

サンデー西京掲載記事

卵の老化を防ぎ妊娠しやすい体作りのために!!「瘀血性不妊」について

中医学では「瘀血(おけつ)のある女性は妊娠しにくい」と言われています。

「瘀血」のある女性の特徴は、手足が冷たく冷え症で、月経が遅れたり、生理痛がつらく、月経血にかたまりが多い。色がドス黒く粘りがある。肩こり、頭痛などの不調が出やすく、舌に紫の斑点が現れたり、顔色、特に目の周りや唇が黒ずんでツヤがない、腰痛などがあげられます。そして、このような方は、下腹部や大腿骨の付け根あたりが硬く、しこったり、冷えを感じやすく、そのまわりの血液の流れが悪くなっている為、不妊になる可能性も高くなります。これを放って、さらに仕事などの強いストレスがかかると、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症などの病気にも発展しかねません。このような「瘀血タイプの不妊」に最適な漢方薬があります。

血液の粘度を下げ、血液をサラサラにし血管を拡張して、さらに血管の弾力をつけることで、今まで流れにくかった骨盤底の毛細血管に充分な血液を送ることで、卵巣や子宮に新鮮で温かく栄養のある血液が充満してきます。そうすることにより卵胞の発育は高まり、排卵・着床も促進され、妊娠に大切な条件が整います。

上記の症状に心当たりのある方は、網の目のように張り巡らされた毛細血管の血流をよくしていきましょう。妊娠力UPに大きく前進します。

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