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女性不妊の約40%が卵巣性の不妊といわれています。
この原因とされるのは、若い時に体重の減少が大きかったり、栄養失調、痩せすぎ、心因性のストレスなどが重なることにより、性腺軸(元気な赤ちゃんを産み出す為の大切なホルモンリズムをコントロールしているところ)にダメージを与えてしまい、ホルモン異常を起こしてしまいます。また、日常的なストレスにより卵子は活性酸素に攻撃され、どんどん老化が進んでしまいます。両方のダメージにより卵巣性不妊となり、人によっては40歳を前に無月経、早発閉経になってしまいます。
卵の老化を防ぐには、日常的にバランスの良い食事で胃腸を元気にし、ストレスに負けない心の筋トレをしっかりして、性腺軸を安定させ立派で元気な赤ちゃんを産み出す為の大切なホルモンをバランスよく分泌させるようにしなければなりません。
そこで、大きな力になってくれるのが漢方薬です。「どうしてこうなったのか?」根本的な原因をじっくり弁証して、一人一人に合った漢方薬を服用していただきます。根本的に体質が改善することで、性腺軸が立派によみがえり、正常なホルモン分泌がスムーズに行われ、卵巣においては成熟卵ができ排卵します。黄体ホルモンが分泌されることで、子宮には柔らかく温かいベットが作り出され、そこに受精卵が着床することでめでたく妊娠となります。
ハードなストレスに悩んでいたMさんも無月経から出発しましたが、正常な生理周期がスムーズに来るようになって、自然妊娠にて立派で元気いっぱいの男の子に恵まれ、ゆったりと子育て楽しんでおられます。
卵をはぐくむ卵巣を充実させることで、卵の老化を防ぎ、妊娠しやすい体作りを目指し、ひいては立派で元気な赤ちゃんに恵まれます。