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Aさんは、せっかく妊娠できたものの心柏を確認できないまま流産となってしまいました。
そこでご相談に来られ、じっくり問診をさせて頂きました。
Aさんは、2年前に婦人科での検診で子宮内膜症(チョコレート嚢腫)と診断されました。ホルモン剤が処方され半年服用されたそうですが、身体のむくみ、頭痛が出たりと体調がすぐれない上に、生理周期も不規則で乱れていました。しばらく様子をみた後に検診を受けてみますと、チョコレート嚢腫は8㎝にもなっていました。そんな状態でも自然妊娠となりましたが、その後、先述のような流産となったとのことでした。
Aさんはもともとの体質が低血圧で、貧血、手足の冷え、腸の働きも弱く便秘ぎみ、生理痛はひどく、量も多く、生理の色はどす黒く、血塊も多く出るとのことでした。これらは、子宮内膜症を発症する大きな原因にもなっていますし、せっかく妊娠できても赤ちゃんを養うことは困難だと思われます。
まずは、根本的な体質改善をする為の漢方を服用して頂きました。生理痛はなくなり、生理の量も減ってとても楽になったとのことでした。5ヶ月間、漢方薬を服用して頂いたところ、妊娠との報告を受けました。
お腹の子どもの成長が、少し遅いということでしたので、発育を強化する為の漢方を服用して頂き、無事週間を迎えるところです。これからもずっと安胎で、無事の出産を祈念いたしております。