芳子先生の、赤ちゃんがほしい人のための漢方相談
掲載記事
【15年間無月経…その原因は高プロラクチン血症】これを乗り越えて無事妊娠〝おめでとうございます。〟
先日、心拍が確認できましたとうれしいご報告を頂きました。
Aさんは12歳で初潮、その後順調に生理が来潮していましたが、18歳の頃より生理不順となり20歳の頃には全く生理が来なくなりました。無月経状態が続き血液検査をしたところ、プロラクチン（PRL）が75（正常値は15以下）。これが原因で無月経になっていました。それから毎年血液検査をしましたが、PRLは少しずつ上昇傾向にありました。PRLを下げる薬を服用してみましたが、副作用が酷く服用中止となりました。
それから15年後、結婚も決まり生理周期をきちんとしたいということで相談に来られました。結婚式を控えていたAさんは、顔中にニキビ!!まずは結婚式に向けて、このニキビを綺麗に解消することから始めました。結婚式も無事終わり、その後本格的に生理周期を蘇らせる為の漢方を服用して頂きました。血液検査をしたところプロラクチンの数値がやはり高い状態でした。Aさんには、卵巣力をより高める為の漢方とPRLを下げる漢方、もともとあるアレルギー体質を改善する為の漢方を服用して頂きました。今回は、PRLを下げる薬もうまく服用できました。服用を続けていると、自然に生理周期が蘇ってきたので、排卵期にタイミングを合わせることで無事妊娠となりました。現在は安胎の為の漢方を服用し、安胎・安産の為の気功などをとりいれてます。
無事の出産を見守っていきたいと思います。