山一薬局立小路店 

芳子先生の、赤ちゃんがほしい人のための漢方相談

サンデー西京掲載記事

“つわり”赤ちゃんを迎え入れる準備です

妊娠できたものの、つわりがひどくて何も食べられない。すぐ吐いてしまう。こんな症状に苦しまれる方も多くおられます。

これでは赤ちゃんへの栄養供給が低下して、3ヶ月までの大切な時期に脳への栄養供給がうまく行かず、脳の発達に影響を及ぼしかねません。

つわりがひどい場合は、必要に応じて症状にあった漢方薬を服用することも大切です。

Aさんは若くして結婚。早々に妊娠もできましたが、もともと気血が不足ぎみ、胃のムカムカと王とがひどく、その発作のあとはひどい頭痛も襲ってきます。さらに尿毒症も出て、不安と苦しさで赤ちゃんの存在を喜べない状態で相談に来られました。

Aさんの場合、赤ちゃんを受け入れる準備として、あるホルモンが高くなることにより不安定な状態が続いたり、赤ちゃんが排出する代謝産物を上手に解毒できていないことからくる不快な状態になっていました。

そこで、解毒力を高め、解毒代謝をよくするものと、内臓や脳への血流をよくする漢方薬を服用していただいたところ、早く効果が出てきて、すぐに症状が楽になられました。

つわりは、赤ちゃんを受け入れ、スクスク育てるための体の調整と、ママ力を高める過程でみられる症状の一つと考えられています。

もともと母体の気血が充実し、代謝力が高くホルモンバランスを調整する力がある方は、つわりをっ経験しないままということもあります。

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