山一薬局立小路店 

中国漢方で元気!

生活情報誌 月刊ぷらざ山口掲載記事

こもった「熱」が引き起こす皮膚・月経のトラブル

アトピーをはじめ、皮膚トラブルはつらいですね。中医学では、アトピーなどの皮膚トラブルも月経異常も同じ原因で発症する場合があります。

アトピーは体内の「熱」によって起こります。体にため込まれた熱が血と結びついて「血熱」という状態になり、皮膚に赤みと熱をもたらせ、紅斑をつくります。またこの「血熱」により、月経不順などの月経異常を起こすことがあります。漢方薬でアトピーがよくなると月経も整うのは共通の原因を取り除くからです。

「血」が「熱」を持つ原因は、ストレス、キレやすい性格、頑張りすぎ、過食、揚げ物・ファーストフード・甘いもの・辛いものの摂り過ぎ、夜更かし、猛暑や地球温暖化などが挙げられます。夜は休息して身体の熱を冷ます時間帯ですが、夜遅くまで活動していると、熱がこもったままになってしまいます。

このような身体、「熱」をこもらせる性格や、習慣、環境が「血熱」をつくり、肌の赤みや痒みを引き起こす原因となります。

血液は全身を巡りますから、月経にかかわる子宮だけでなく、ほかの内臓や自律神経にも影響を及ぼします。食事や性格など、自分の意識で調整できるものは、積極的に正すとよいでしょう。それを助ける漢方薬については、お気軽にご相談ください。

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