山一薬局立小路店 

中国漢方で元気!

生活情報誌 月刊ぷらざ山口掲載記事

からだの中からスキンケア

乾燥やかゆみなどの皮膚のトラブルが多くなる季節です。

皮膚の表面は、皮脂膜という「天然のクリーム」で覆われています。この膜は、皮膚を滑らかにして潤いを保つ、外からの刺激を防ぐなどの働きを持っています。また皮脂膜の下には角層があり、角質細胞間脂質、天然保湿因子によって水分が保たれています。

気候(温度や湿度の低下等)や生活スタイル(暖房や入浴等)などが要因となり、皮脂膜や角層が乱れて水分を保つ働きが低下し(バリア機能の低下)、その結果、肌の乾燥やかゆみが起こりやすくなります。また、かゆいからといってかき続けることによって、それが刺激となってしまい悪循環となります。

この乾燥やかゆみのトラブルは、年齢を重ねるごとに少しずつ増えていきます。それは体の中に占める水分の割合と関係があります。赤ん坊の時は全体重の約80%あった水分が、成人では約60%、高齢者になると約50%と減少していくからです。

中医学では、「バリア機能の低下」や「水分の不足」を「気・血・津液の不足」であると考えます。外用の保湿スキンケアも大切ですが、気・血・津液を補い、バリア機能をアップさせることによって、皮膚の乾燥・かゆみ・炎症に対する予防や改善へとつながります。

唇がよくカサカサになる、洗顔するとお顔がつっぱるといった方は要注意です。体の中からのケアをおすすめします。当店では「紅沙棘(ほんさーじ)」等、飲んで美肌づくりを手助けするサプリメントも取り扱っております。お気軽にご相談ください。

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