山一薬局立小路店 

中国漢方で元気!

生活情報誌 月刊ぷらざ山口掲載記事

話題の「紫根」について

先日、日本テレビ系列のテレビ番組「魔女たちの22時」の放送後、「紫根(しこん)」のお問い合わせを多くいただきました。紫根を水にいれ弱火で煮詰めた化粧水で、シミやシワがあきらかに緩和されていったということでアンチエイジングの化粧水として紹介されたようです。テレビの反響は大きく、現在紫根の入荷が困難で、ご予約というかたちで対応させていただいております。

紫根は古来より紫色の染料として用いられており、500年以上前の「本草綱目(ほんぞうこうもく)」に“紅斑や丘疹、痘瘡などを治療する”と記載され、また「日本薬局方」にも抗炎症作用、創傷治癒の促進作用、殺菌作用などがあると収録されており、一般的には「紫雲膏(しうんこう)」という、ヤケドや傷の治療薬としてつかわれています。この「紫雲膏」からヒントを得たのが番組で取り上げられた化粧水だということでした。

中国でも、雲南中医医院では院内処方で紫根を含んだ「黄金万紅膏(おうごんばんこうこう)」が様々な皮膚病に処方されていました。

中医皮膚科のスキンケアでは、①「外洗」をして(抗炎症、消毒作用のある生薬の煎じ液で患部を洗い、時には湿布すること)その後に②「外用」(患部に塗る軟膏やクリーム)を使い、③急性炎症が落ち着いたら、保湿・抗炎症作用のクリームなどで皮膚のバリア機能を強化することが必要と考えます。当店では肌荒れや肌トラブルを予防するために、紫根の入った「瑞花露(すいかろ)」シリーズをおススメしています。

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