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3月下旬に、中国雲南省昆明市にある雲南中医医院に研修に行ってまいりました。この雲南中医医院は皮膚病治療が有名で、皮膚科の患者さんが最も多く、漢方の内服薬と外用薬を中心に治療を行っています。
ここで中心的な活躍をされている葉副院長、欧陽先生が、私たち一同を受け入れてくださり、診察の場に立ち会わせていただき、実際の中医皮膚病の医療現場を見せていただきました。その中で印象深かったことは、漢方薬の内服と外用だけではなく、しっかりとした生活指導が治療の中で重要であるということでした。その中でも、食事指導が最も重要で、それによって薬の効き目が大きく違ってくるということでした。食べると皮膚症状を悪化させる食べ物や発物しやすい食べ物など、細かく指導されていたことが印象的でした。
また、葉副院長に「中医薬皮膚病治療における注意点」を講義していただきました。
その中で、
先生の細かい観察による治療や事例を学び、私達もこれに近づけるよう研鑽を積まなければならないという思いを深めました。