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40歳を過ぎると腎機能が下がりホルモンの分泌が急激に低下します。それによって引き起こされる色々な不快な症状を「更年期障害」と呼びます。
頭痛、肩こり、手足のしびれ、無気力など、症状はあるのに検査しても異常はなく、他人にも理解してもらえないのはつらいものです。また更年期障害は精神病、高脂血症、動脈硬化、高血圧、心臓病、糖尿病、骨粗鬆症などを引き起こす要因にもなるので、見過ごせません。
でも、更年期障害はある程度予防が可能なのです。漢方ではその原因を血虚や腎虚と捉えています。
食生活に気をつけ、漢方薬をうまく使って血液や腎を補えば、穏やかな更年期を迎えることができるのです。
食事では、海藻・貝・天然塩・ごま・豆などに多いミネラルをしっかり補充します。甘いものや水分の取りすぎには注意。緑の濃い野菜と鉄分、タンパク質も積極的に摂取します。適度な運動で血のめぐりを良くすることも大切です。
その上で、あなたに合った漢方薬を取り入れましょう。更年期障害の色々なタイプと薬については、次でお話します。