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肥満は成人病のもと。女性では乳癌の発生率も高くなります。
誤解している人が多いようですが、肥満は「体重が多い」ことよりも「脂肪が多い」ことが問題なのです。そしてその解消の第一手段は「減食(あるいは炭水化物や油分を摂らないこと)」ではないのです。
中国漢方では、“血(けつ)”でものを見ると考え、同じものを長く見続けていると“血”を消耗すると考えます。この“血”は水分のことでもありますから、その不足はドライアイの原因にもなります。
減食すると、身体は飢餓状態だと判断してエネルギーを節約するため「我慢したのにやせない」ということが起こりがちです。さらに「食べてはダメ」といつも思っていては、ストレスから逆に過食を招くことも。カロリー制限によるダイエットの失敗は、意志が弱いからではなく、身体のシステムに逆らっているからなのです。体質を改善し、正しい食べ方をすれば、脳が「快」となり、食欲中枢も満足します。これはとても大切なこと。美味しく食べる喜びをもちつつ、健康な身体になりたいと思いませんか。
そこでご紹介したいのが「食べてはいけないものはない」「カロリー計算不要」「健康的に美しくやせる」という漢方のダイエットの考え方です。
肥満は、何らかの原因で代謝が悪くなっていることが原因です。その原因には大きく4つの「型」があります。健康的なダイエットへの第一歩は、自分の「型」を知ることなのです。
その4つとは「気虚太り型」「湿熱型」「気滞太り型」「お血型」。あなたはどのタイプでしょうか。来月号をご覧ください。