掲載記事
女性でも男性でも、30代後半近くなると大きなストレスに押しつぶされそうになりがちです。自分に自信が持てなくなり、動悸・息切れ・過呼吸・不眠・食欲不振・手の震えなどの症状に振りまわされたり、ストレスとは感じていなくても、体力以上の労働に神経と身体を使いすぎて、神経麻痺による痛みや身体の不自由さに悩まされたり。
さて、漢方でよく使う「気」とは、内臓や組織・器官の働きを活発にして生命活動を支えるエネルギーであり、情報を伝え身体全体のバランスを整える情報伝達物質でもあるのですが、ストレスによってこの「肝の気」の流れが悪くなる(気滞といいます)と、血流障害を起こしたり、心・肺・胃腸などの機能をコントロールすることが進まなくなり、前述の諸症状に悩まされることになります。
中国漢方では、ストレスに対する適応能力や中枢神経系統に対してコントロール能力、また、今出ている症状を楽にし、根本的に治していくこともできます。
あわただしい現代社会に暮らす自分の身体と心、自分でいたわってあげましょう。