周期療法とは、西洋医学と中医学(中国医学)の考え方をドッキングしたもの。中医学の基本的な考え方や生殖理論に、西洋医学から見た月経のメカニズムをうまくドッキングさせた治療法です。基礎体温のグラフから月経周期の4つのリズムに合わせ、漢方薬を服用するものです。西洋医学の検査や基礎体温の状態も参考にしながら治療していく点が、大きな特徴です。
不要になった子宮内膜と中の血液を全部外へ排出し、赤ちゃんが宿る部屋を大掃除します。卵巣内では1個の原始卵胞が選ばれます。
月経血を順調に押し出す漢方薬を用いて、余分なものを子宮内から完全に出しきります。
月経の出血は止まり、新しい内膜を作り始めます。いわば赤ちゃんの丈夫なベッド作り。卵巣内では1個の卵胞がすくすく発育し、成熟します。
月経後に不足しがちな「血」や潤いを補い、成熟度の高い卵子と新しい内膜をつくる手助けをします。
卵巣内の成熟した卵胞から卵子が飛び出し、卵管へと誘導されます。ここで高温期に移行します。赤ちゃんの卵を迎える部屋も暖められます。
気や血をめぐらせて排卵を促します。
赤ちゃんの卵が着床し育つように子宮内膜は態勢を整えます。ふかふかのベッドの準備が完了です。赤ちゃんの卵がない場合は、末期に子宮内膜がはがれ始めて月経になります。
子宮内膜が温かく柔らかい状態を保てるような気や血を補い、めぐりを整えながら子宮を温めます。