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結婚13年、待望の赤ちゃんを授かったAさん、ここまで色々なことがありました。初潮が遅く生理周期もゆっくり、血圧が低く疲れやすい、血流が良くないなど基礎体力が低い上に、気を遣う仕事をハードにこなす毎日。ストレスでPMS(月経全症候群)もきつく、これが続くことから子宮内膜症を発症し、卵巣もチョコレート嚢腫になってしまいました。さらに悪性のガンが見つかって手術、その後放射線治療・抗癌剤治療を受けましたが、それでも無事にまた生理が来るようになりました。
喜んだのもつかの間、炎症マーカーが高くなり、卵巣の皮様嚢腫が見つかって卵巣の切除。その後ゆっくり回復を待ってIVF(体外受精)にチャレンジしましたが採卵1個で受精卵は0でした。
まだ卵巣が疲れているとのことで、この時点で相談に来られました。真剣に漢方と向き合い、半年間服用してIVFに再度チャレンジされると、今度は採卵4個・受精卵1個で、6細胞期胚をET(胚移植)しましたが着床はなし。
また漢方をしっかり服用すること半年、今年3月、良い状態で高温期が続き、めでたく自然妊娠となりました。現在13週で、赤ちゃんの発育は良好、心音もしっかり聞こえます。
1つ1つの困難を乗り越え、漢方を信じてしっかり続けて服用してくださったAさん。自分を信じる力、人を信じる力、これらが内なる力を引き出し自然妊娠につながる大きな要因となりました。元気で忍耐力のある、しっかりした赤ちゃんを出産されることでしょう。