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今年44歳になられるAさんは、40歳の頃からご来店下さり、漢方を服用しながら自然妊娠に成功、胎のうを確認できたものの、この時は残念ながら流産となりました。
その後何度か人工授精を試みましたが妊娠せず、次には体外受精をされました。しかし、はじめは受精卵ができるのですが、そのうち分裂が止まってしまいます。受精卵が胚盤宝に成長して移植するのですが、妊娠にはいたりません。良い受精卵ができ、胚盤宝まで行っても、内膜が8mm以上ないと着床には至らないのです。
そこで、卵の質と着床因子を高めること、内膜をじゅうぶん厚くすることなどを漢方でサポートしながら、もう一度体外受精にチャレンジ。今度は胚盤宝に行き、内膜も10mmしっかりあります。環境がすべてしっかり整ったことで、待ちに待った妊娠となりました。
さまざまなできごとをきちんと受け止め、めげることなく強い意志で「次はもっとよくなる」と希望を持って1つ1つ乗り越えられたAさん。あきらめない心と、体の問題に取り組んで堅実にステップアップしていくことが妊娠につながるのだと改めて思いました。出産まで安胎のためのサポートをさせていただこうと思います。