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二ヶ月に一度、当店で開催している中医師・劉伶先生による健康講座。今回のテーマは「子宮内膜と着床」でした。
まずは月経周期における子宮内膜の状態やホルモンの変化、受精から着床までの仕組みを説明されました。
子宮内膜はエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンによって作られます。黄体期(高温期)に、厚くなった子宮内膜に受精卵が着床すると妊娠が成立、着床しなかった場合は月経となり体外に排出されます。
その後、不妊の原因についてもお話しされました。排卵や卵管の障害、精子の異常など、不妊の原因は色々ありますが、今回は着床障害について詳しくお話しして頂きました。着床の障害となる症状として挙げられるのは、子宮筋腫やポリープ、腺筋症、子宮奇形などでした。これらの症状が起こる原因もまた様々ですが、ホルモンバランスの乱れも大きな要因の一つとのこと。ストレスを上手にさばき、食養生や適度な運動、十分な睡眠を心がけ、基礎体力を高めることが重要と述べられていました。またホルモンバランスを整え、活血・補血の作用がある漢方なども紹介されていました。