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一応初潮を迎えても、その後の生理の来ない方や、3~4ヶ月に一度、茶色のおりもの程度の生理しかない方。元気な赤ちゃんを産める体作りをするためには、「卵巣が元気で成熟卵胞ができ、自力で排卵できる」→「黄体ホルモンがしっかり分泌し、高温期を14日間維持できる」→「そのホカホカのベッドがさーっと崩れて生理となる」という生理周期が安定することが大切です。
Aさんは初潮も遅く、その後も3~4ヶ月に1回ごく少量の生理しかありませんでした。その状態でハードなスポーツや仕事をこなし、体に相当の負担がかかっていました。元々疲れやすく、貧血・冷え症・低血圧という体質のAさんには、血液力を高め、子宮への血液供給を充実させることと、卵巣の底力を引き出す漢方をじっくり服用していただいたところ、仕事を元気にこなしながら、生理周期も順調に安定してきました。
またBさんも初潮が遅く、自力で排卵がないため、ホルモン療法で生理周期を作っていました。しかし、自分の卵巣がしっかりした成熟卵胞を作り、それが排卵されて受精卵となって初めて「妊娠」となるのです。そこでBさんには自分の持てるものを引き出す漢方をお勧めしたところ、自力での自然な生理が戻ってきました。
このような、安定した生理周期こそが、妊娠に向けた体作りなのです。