山一薬局立小路店 

芳子先生の、赤ちゃんがほしい人のための漢方相談

生活情報誌 月刊ぷらざ山口掲載記事

おめでとうございます!

Hさんは30代半ばで、外見は健康そのもの。ところが、結婚後すぐに妊娠したものの初期流産、また3ヶ月後に妊娠して初期流産。検査により、かなり進んだ子宮内膜症と卵巣嚢腫があり、そのために卵巣機能が低下して卵子の力がなく、初期流産に繋がっていると考えられました。

病院で不妊治療が始まり、人工授精を何度も試みましたが成果がなく、体外受精にステップアップ。しかし卵巣機能が低下しているためにホルモンに対しての反応性が弱く、採卵2個のうち1個受精して桑実胚にまで分裂したものを移植したものの、すぐ出血、生理となりました。

もともとアトピーがあるので、ホルモン療法が高度化すればするほどアトピー症状もひどくなり、体への負担も大きくなります。この段階で「体調がすぐれない」とご相談にこられました。

チョコレート嚢腫の手術をしたりと卵巣機能の低下が見られる他、もともと子宮環境も悪く、生理は暗紅色で生理痛もひどいということで、漢方による根本的な体質改善をしっかりすることから始めました。

すると高温期になると出ていたアトピー症状も改善され、生理の色もきれいになり、生理痛も楽になってきました。そこから卵巣機能を高めることにポイントを置いて2周期過ぎたところで、妊娠という嬉しいお知らせをいただきました。

2度の流産のあとの不妊治療3年、なかなか妊娠に至りませんでしたが、漢方に切り換えて体調を整えることから始めたところ5ヶ月で妊娠したと、感謝の言葉をくださいました。

過去2回の経験から、流産への不安も大きく、早速安胎のための漢方を処方し、現在も服用を続けていただいています。

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