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先日、私たち周期調節法エキスパート集団は東京スクーリングにて、西新宿にある加藤レディスクリニック副院長による「「自然周期採卵について」という講演を聴講、勉強させていただきました。担当医師20名、患者数1日450名という大病院の中で多忙な日々を送られる先生のお話は素晴らしいものでした。
テーマにあるように、自然周期を大切にし、なるべく外来のホルモンを使用しないで、血液検査をしながらその方の内因性のホルモンの動きを見極め、「今!」という時に採卵・受精・移植を行って妊娠率を上げているとのことです。
多量のホルモンを使用することはホルモンバランスを乱し、体調も崩してしまい、良い結果は得られないとはっきり指摘されていました。中でもHCG等の注射は遺残卵胞を作ったり、不完全黄体化を起こしたりするとの具体的なお話でした。
私どもも、いつも「その方に備わっている子宮力・卵巣力をいかに引き出していくか」ということに努めている者として、自然周期を大切にしながら高度医療を進めていらっしゃる姿勢に、心から敬意を抱き、また安堵いたしました。
これからも積極的に学び続けながらご相談を承っていきたいと、改めて思っております。