山一薬局立小路店 

芳子先生の、赤ちゃんがほしい人のための漢方相談

生活情報誌 月刊ぷらざ山口掲載記事

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を乗り越えて、待望の妊娠!

Hさんは10代の頃の誤ったダイエットがもとで生理がこない「無月経」状態になっていました。無理なダイエットをすると、卵巣の働きをコントロールする脳からの指令ホルモンが止まってしまいます。さらにPCOSになると、卵子がまだ充分育ってないのに排卵させようとするホルモンが高くなり、男性ホルモンが卵胞ホルモンに転化できないため、男性ホルモンの数値が高まって多毛やニキビといった症状を伴うこともあります。

Hさんは病院でPCOSと診断されました。しばらくホルモン療法を続けましたが良い結果は得られず、初めて来局された頃は体調が悪く寒がりで、手足が冷たく、顔色も悪くてつやがなく乾燥気味、唇は暗紫色で、血の気が少ない状態でした。BBT(基礎体温)もガタガタで波動が激しく、PCOSの特徴を示していました。

全体の体質改善をしながら漢方薬で周期を作っていくことにしました。素直な性格できちんと物事を理解できるHさんは、アドバイスどおりに真剣に服用して下さいました。するとしっかりした成熟卵胞ができるようになり、無事妊娠という素晴らしい結果を得ることができました。同じ日、やはりPCOSで不正出血がだらだら続くという症状を乗り越えたYさんからも「妊娠反応が出ました!」という喜びの報告がありました。

お二人とも、すぐには結果が出ない不安や不正出血が続くという不安を持ちつつも、自分自身の持つ底力を信じてきちんと漢方薬の服用を続けて下さったことが、最大の力になったと思います。本当におめでとうございます!

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