山一薬局立小路店 

芳子先生の、赤ちゃんがほしい人のための漢方相談

生活情報誌 月刊ぷらざ山口掲載記事

元気な赤ちゃんのためには男性の健康も大切!

私たち周期調節専門家集団は、東京のスクーリングにて「聖路加病院女性総合診療部生殖医療センター」の佐藤孝道先生の講義を受けました。

今回は男性不妊というテーマでしたが、その中で強調されたのは次のようなことです。

◎男女とも初婚年齢が高くなっているため、妊娠率が低下している。

◎流産が高い。特に40歳を超えると40%は自然流産する。

◎トリソミー型染色体異常児の誕生率が上がる(ダウン症は40歳以上の母から約百人に一人誕生)。他にも遺伝子突然変異による病気が増加する。

大きな原因として「受精卵に問題がある」ということははっきりしています。今、NICU(新生児特定集中治療室)の不足が問題になっています。受け入れ強化も大切ですが「元気な赤ちゃんを産む」ということももっと重視しなくてはならないのではないでしょうか。

さて、なぜ高齢化すると右のような問題が起こるのでしょう?ここで中医学(漢方)のお話に入ってきます。

男性は8の倍数の年齢で成長期・成熟期を迎えると考えられ、中でもホルモン・自律神経を司る働きは「腎」と深く関係し「腎気(生命エネルギー)」は24~40歳がピークと言われます。それ以降は徐々に体が衰え、男性ホルモンも減少します。「腎」を強化することが、足腰や精力の強さ、すべての若々しさの元となります。

つまり男女とも「腎」の強化が、しっかりした受精卵、ひいては健康な赤ちゃんにつながるのです。補腎薬は体質により異なりますので、あなたにとってベストな補腎薬を選ぶためにも、お気軽にご来店ください。

以前ご夫婦で相談にみえた方は、それぞれに合った補腎薬を服用され、先日元気な男の子の誕生の報告を頂きました。

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