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今年もまた11月20日~25日、南京中医薬大学研修に参加致しました。
不妊治療では世界的に有名な夏桂成先生の「中西医結合の周期療法」について、臨床実践の中でさらに発展進化したより深い講義を受け、また臨床現場ではPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)、卵巣早衰、子宮内膜が薄い(体外受精に何度も失敗したり流産を繰り返す要因となります)等の症例を勉強させて頂きました。
これらの経験から、私たちが日常店頭で実践していることが間違いないという確信を得るとともに、まだまだ学ばなければならない深いものがあるということも認識しました。
夏桂成先生も「私は日本から来られた皆さんに、進化発展をとげる周期療法を惜しみなく全て指導しますので、来年もぜひ来て下さい」とおっしゃって下さり、それと共に、著書である「第巣二版中医臨床婦科学」を一人一人に手渡して下さいました。
夏先生の一番弟子で私たちの指導にも当たって下さった談先生にお聞きしたこぼれ話では、中国の要人の娘さんがずっと不妊で悩んでおられたとか。そこで10年近くも色々な不妊治療を受けられたのですが効果が得られず、わざわざ南京にいらっしゃる夏先生のもとにお忍びで来られて治療を受けられたそうです。その結果、3、4ヶ月で妊娠されたとのことで、夏先生や大学が、あらためて国家レベルで評価されたとのことでした。このお話は私たちにとっても心強い励みになりました。
これからも勉強を続け、不妊に悩む方が一人でも多く待望の赤ちゃんを抱くことができますよう、お手伝いできればと思います。