山一薬局立小路店 

芳子先生の、赤ちゃんがほしい人のための漢方相談

生活情報誌 月刊ぷらざ山口掲載記事

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に吉報です!

Q 友人がPCOSで悩んでいるのですが、どんな病気ですか?

PCOSは排卵障害を呈する代表的な症候群で、内分泌不足によって不妊症になります。本来、排卵前には20mm程の主席卵胞が1つ見えるのが正常なのに、この病気では、ネックレスのようにつながった小さな嚢胞状腫大が見えるのが特徴です。

Q 誰でもかかるのでしょうか?

最近は若い女性でもこう診断され、悩んで相談にみえる方があります。また、第1子は何事もなく自然妊娠したのに、その後こう診断された方もあります。多毛でぽっちゃり型、水分・脂肪分の基礎代謝が良くない方に多いようですが、例外もあります。基礎体温も一相性であったり、3~6ヶ月に1回の生理周期という方もあります。

Q 漢方で診ると、どこが弱いのでしょうか?

腎の力が弱い、つまりホルモンレベルが低いということですね。その上に過労やストレス、食生活の乱れ(添加物の摂取など)が大きい方に、よく見られます。

Q 卵胞がきちんと作れなくては赤ちゃんは望めませんよね?

第1子の時は正常で、その後こう診断されていた方で、漢方薬を3ヶ月服用されたら、めでたく妊娠された方がいらっしゃいます。また、PCOSと診断され、生理周期も3~6ヶ月と乱れていたけど、今は元気な男の子の育児中という方もいらっしゃいますよ。お悩みの方はあきらめないで、元気な卵胞が育つように体を作っていきませんか?

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