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夏先生の弟子、談教授からも講義を受けることができましたので、実践的で役に立つお話をご紹介しましょう。
中国では、一人っ子政策の中「どうしたら頭の良い優秀な子を生むことができるか」という相談も多く、研究も進んでいて、その処方を教えて頂きました。この処方での動物実験の結果、この薬を服用させた動物の脳細胞は発達状態が良く、神経細胞もよく発達していたとの報告を聞きました。
そんな時に、漢方の周期療法を知り、私の足りないものを補うためのお薬を出していただきました。体の内側から「赤ちゃんを迎え入れる準備」を始め、時には不安になる私を励ましていただきながら治療を続けました。
流産しやすい方には、この処方+安胎の薬を、つわりのひどい方にはこの処方+つわりの治療薬を処方されています。また、習慣性流産の主な症状として、出血・腹痛・腰痛があり、2つまでなら流産の治療で守ることができるが、3つ症状があると流産は避けられないとの話でした。
習慣性流産の予防策は、まず妊娠前に周期療法でしっかりした体づくりをする、つまり気(胎を守る力)・血(胎を養う力)を充実させること、また、腎気(卵胞を充実させ、主席卵胞を育てる力と排卵の力)を充実させておくことが大切で、妊娠中は危険な食べ物・薬を避け、安胎薬を服用しておくことです。
妊娠してからタバコなどをやめる女性は多いですが、元気の良い子どもを作るためには、夫婦ともにその半年前からお酒・タバコは要注意です。男性のお酒の飲みすぎは、精子に悪影響を及ぼしますし、タバコも精子の数減少・運動率低下、そして奇形率をアップさせます。もちろん女性の方がタバコを吸えば、卵子にかなりの悪影響があります。
妊娠初期のカゼにも要注意。また、放射線や電磁調理器・携帯電話・テレビ・パソコンなどの長時間の使用も、影響を与えると言われます。
子宮筋腫が5cm以上の人は、手術で取り除いて妊娠を考えた方が良いです。それ以下の方も、胎児が育てば筋腫が大きくなるので、安胎のことを充分に考えるべきです。
まだまだありますが、興味のある方はどうぞお店にいらして下さいね。中国の不妊治療の最新レポートが載った「チャイナビュー」誌も差し上げております。