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卵胞期は、月経周期が正常に動いていうかどうかの大切な時期です。つまり、卵胞の発育がスムーズに促進され、20mm程度の成熟卵胞に育っていて、また子宮内膜は増殖が進み、厚さ8mm以上あること。これらが揃って初めて、生殖器(膣・卵管・子宮)がたっぷり潤い、精子や受精卵がスムーズに移動できる状態になります。この充実の程度を目で確認できるのが、排卵期における錦絲(きんし)状のおりものの、量と粘りが増えていることです。
この時にタイミングを取りますが、おりものが多すぎても、子宮や子宮や膣の中にたまって、精子の運動を邪魔することもありますので、おりものの量が最も多いときをすぎてタイミングを取ると、一番受精しやすいと考えます。
もし卵胞期を充実させても、安定した卵胞期にならない場合は、邪魔している病理産物が考えられますので、まずそれを取り除くことが大切な治療となります。また、胃腸が弱く、薬をうまく吸収できない場合は、胃腸の機能を整え、吸収できる体作りが大切になります。
卵胞期を充実させることにより、多くの機能性の不妊、月経不順、子宮内膜症、腺筋症、子宮筋腫や器質性の病気、PCOS(多のう胞性卵巣症候群)によい効果があります。
「秋冬養陰」といって、冬には「婦宝当帰膠」のような、体に滋養を与えるようなものをたっぷりとりましょう。冷え症、更年期によるうつ病気味の方、女性ホルモンのレベルの低い方、乾燥でお困りの方、それぞれの方に応じてブレンドを変える必要があります。ご相談ください。