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月経不順や不妊で受けた婦人科の検査で「子宮が小さい」と言われてショックを受ける方がよくおられます。
このような「子宮発育不全」は、西洋医学的には性ホルモンに対する子宮の反応が鈍いか、卵巣発育不全によるものと考えられています。
このような人は生理痛や経血量が少なかったり、月経周期が長い、時には月経がない月もあります。また、大切な帯下(おりもの)がない等、卵胞の発育状態が良くない・子宮内膜の充実ができていないことがわかります。
治療は早いほど良いのですが、気付かない人月経周期が長引いたり経血量が少ないことを煩わしくなくて良いと放置する人・生理痛は鎮痛剤で処理してしまう人など、結果的に重症化させてしまうケースが多く見られます。
子宮発育不全には、月経や生殖機能と深く関わりを持つ腎精(腎に蓄えられた体の基本物質、元気の源)を充実させる補腎薬と、女性にとっても最も大切な血液を補う補血薬と一緒に服用します。
早い効果を期待する場合は、高温期ごろから紫河車を併用したり、冷えのひどい人は参茸補血丸等を、また生理痛の激しい人は月経期間中、補血薬(婦宝当帰膠)を倍量服用すると良いでしょう。気になる症状がある方、お気軽にご相談ください。