山一薬局立小路店 

芳子先生の、赤ちゃんがほしい人のための漢方相談

生活情報誌 月刊ぷらざ山口掲載記事

元気な子作りへ~不妊と生理痛

生理痛はあって当然と思っていませんか。本来は、月経時でもお腹や腰が重い程度で、痛みはないもの。痛むのは色々な問題点を含んでいるということで、不妊にも関係があります。健康な日々や元気な子作りは周期の整った順調な生理から。根本から見直してみましょう。漢方では、生理痛を大きく3つのタイプに分けて考えます。

●お血タイプ

刺すような強い痛みがあり、塊を伴った出血が多く、色は黒ずんでいて月経が遅れがちです。月経中は身体を冷やさないことが大切です。

お血とは、血の流れが悪くなっている状態のことで、他にも月経が遅れる、月経中に頭痛や肩こりがひどくなるなどの症状もあります。

お血を改善する方法を「活血化お」と言いますが、これにより不妊の原因にもなる子宮筋腫、子宮内膜症などの発病を防ぎ、さらに骨盤内の血流を改善し、新鮮な血液がじゅうぶんに卵巣や子宮にいきわたるようになります。

これらによって卵胞の発育がよくなり、排卵や着床が促進されますので、お血を改善することは、妊娠にとっても大切なことです

●気滞タイプ

月によって痛みに強弱があります。月経前から頭痛・イライラ・のぼせ、お腹や腰の張りや痛みがあり、緊張やストレスの変化で痛みが強くなります。月経周期が乱れいやすいタイプです。ストレスを上手にかわす術を身につけることと、大腿のつけ根を動かすストレッチがオススメ!

●気血両虚タイプ

元々元気がなく、月経が終わる頃から痛みだし、月経後も数日続くことがあります。重だるく痛み、月経血は色が薄く子宮力が弱いタイプ。月経中はじゅうぶんな栄養・休養・睡眠をとって下さい。

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