掲載記事
閉経の平均は51歳。でも、若くても閉経する人が増えています。煩わしい生理なんて早く無くなってくれたほうがいい、なんて思っていませんか?
でも、これは大きな間違い。45歳未満で1年以上生理がなく、卵巣機能も停止している「早発閉経」では、動脈硬化や骨粗鬆症の危険が増大し、更年期のトラブルが早く始まってしまいます。30代から見られるこの早発閉経は、苦痛のない病気なので軽く考えられがちですが、実は様々な病気の予備軍なのです。
そんな方の体は、気血が足りず、パワーが不足している腎陰陽両虚という状態。外からホルモンを補充すれば簡単ですが、漢方ではまず「自分の中で作る能力」を高めたいと考えます。きちんとした体ができることにより、ホルモンの分泌が増えて生理周期も整い、またストレスにも強くなると考えられています。
漢方でよく使われる補腎薬の「参茸補血丸」は、造血を促進し免疫力を高め、生殖器官の発育に対してホルモン様の促進作用を促すことが、動物実験でも確認されています。また「海馬補腎丸」は補気薬・補血薬に性的な機能を高める助陽薬を加え、老化から来る不快症状(肩こり・うつ等も)を緩和する効果があります。
45歳以下の方で、生理周期が乱れ、飛び飛びになったりここ数ヶ月来なくなったという方はもちろん、30代の方でも早発閉経を防いでいつまでも若々しくパワーのある体でありたいと願われる方は、どうぞご相談ください。