山一薬局立小路店 

芳子先生の、赤ちゃんがほしい人のための漢方相談

生活情報誌 月刊ぷらざ山口掲載記事

PMS(月経前症候群)を漢方で整えよう!

生理7~10日前になると、頭痛がする・むくむ・乳房が張る・イライラして怒りっぽくなる・気持ちが落ち込む・ニキビがでる‥‥そんな不快な症状は「PMS(月経前症候群)と総称されます。女性の8割が何らかの不調を感じると言われるほどで、思い当たる事も多いのではないでしょうか。

ホルモンの中枢である脳の視床下部がストレスを強く受けると、ホルモンバランスが大きく乱れ、PMSが強く現われやすくなります。几帳面できれい好き、完璧主義、負けず嫌い、我慢強いといった性格の人は要注意です。症状の強い人を調べると、お酒やタバコ、コーヒー、間食などの嗜好品をよく摂るという傾向も見られます。

大切なのは、自分にプレッシャーをかけずに自分自身をゆったり開放し、イライラせずに過ごす工夫をする事ですが、漢方を取り入れることで大きな改善に繋がります。PMSは根本的に腎陽虚といい、「命門の火」ともいう命の火のパワー不足が原因です。まず、このエネルギー不足を改善しながら、表面に現れている諸症状を取り除く漢方をあわせます。

ただし、PMSの陰に子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が隠れている場合がありますから、PMSの他に下腹部痛や、経血が増えた・生理が長引くという症状がある時は、早めの婦人科の受診をお薦めします。

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