山一薬局立小路店 

芳子先生の、赤ちゃんがほしい人のための漢方相談

生活情報誌 月刊ぷらざ山口掲載記事

周期療法で自然な妊娠を!(中)

今回は女性の身体の周期のそれぞれの時期に大切なこと、補いたいものについてお話します。

※月経期

子宮の中の不要なものを完全に排出する事が大切です。気と血の巡りをよくする漢方薬がおすすめ。この時期は特に下半身を冷やさないこと、冷たい飲食物を避けるなど生活の上でも気をつけましょう。

※卵胞期(低温期)~排卵期

妊娠の可能性のない時期ですが、良い卵子を育てる重要な時なので、栄養と休息しっかりと。この時期の卵胞の発育不足が原因となっている不妊も多いのです。不足しがちな血やうるおいを補い、成熟度の高い卵子と新しい内膜を作る漢方薬がおすすめです。

※黄体期

妊娠できる時期です。子宮内膜を温かく柔らかく保てるよう、気や血を補い、子宮を温めます。

「婦宝当帰膠」「冠元顆粒」「星火逍遥丸」「血府逐お丸」「参茸補血丸」「杞菊地黄丸」など多くの良い漢方薬がありますが、それぞれの時期や体質により最適な薬は異なります。

「妊娠する薬」というのはないのです。「妊娠できる母体作りを応援する薬」を上手に使い、元気な身体を作っていきましょう。それで妊娠の可能性も高くなりますし、不妊以外にも生理不順・婦人病などで悩んでいる方にも有効です。

次回は不妊の方の妊娠までの具体例をお届けします。周期療法はお一人ずつ違いますから、お気軽にご相談くださいね。 

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