山一薬局立小路店 

芳子先生の、赤ちゃんがほしい人のための漢方相談

生活情報誌 月刊ぷらざ山口掲載記事

周期療法で自然な妊娠を!(上)

今、西洋医学の検査や基礎体温の状態を参考にしながら漢方薬を飲み分ける、「周期療法」が、さまざまなタイプの不妊に対して「非常に合理的で妊娠の成功率も高い」と注目されています。妊娠は、まず健康な母体があってこそ。母体の元気不足や、身体の周期が崩れているために妊娠しづらい状態になっている場合、まずはそれらの改善に取り組むことが大切です。元気な身体こそが元気な卵子を育て、妊娠そして元気な赤ちゃんに結びつくのだということを忘れないでください。

まずは、女性の身体の周期についておさらいしましょう。

※月経期(1~7日)

いらなくなった子宮内膜を排除します。これが体内に残ると不妊をはじめ多くの病気の原因になってしまいます。

※卵胞期~排卵期(8~14日)

エストロゲン分泌が高まり、卵胞が発育し排卵されます。基礎体温の低い時期です。

※黄体期(15~28日)

子宮内膜が厚くなり、妊娠の受入態勢が作られます。基礎体温の高い時期です。

身体の周期を整えることはことは、不妊だけでなく生理不順・生理痛・婦人病などで悩んでいる方にも大切なこと。次回はそれぞれの時期にあった過ごし方やお薬の話をいたします。

周期療法はお一人ずつ違いますから、ぜひお気軽にご相談くださいね。

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